詩、小説、エッセイ

2015/08/31

holly的芥川賞

芥川賞、「火花」話題になりましたねえ

「火花」「スクラップアンドビルド」読んでみました。

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「火花」はお笑い芸人の世界を描いている作品ですが、主人公が私淑している先輩との関係を通して、作者自身ともとれる主人公の姿・心理が浮かび上がってきて、そのあたりが魅力的な作品でした。

ただ、長い。この内容ならば3分の2の長さで充分書ける気がする。

それからラスト、あまりにも唐突に陳腐なラストがやってきたので、正直「あらら…こんな終わり?」って気がぬけたわ。

だって、曲がりなりにも「自分なりのお笑い論」を展開して、破滅型の芸人風だった先輩が「これ、違うでしょ?」というどうしようもない「笑い」に走ってしまう姿は哀れで陳腐。

因みにこの単行本の表紙、若い女性作家の絵らしいけど、私は好きじゃないなあ

「いかにも」感が出過ぎてる…

「スクラップアンドビルド」は失業中の27歳の主人公が、祖父の世話をする話。介護とまではいかないので、話自体はそんなに「生々しい介護小説」ではない。それで、読んでいてもまっすぐに胸に刺さるような感じがない。それはそれで、今どきはこんなもんかな~的なほっとした感じはある。だってねえ、この年齢で悲惨な介護小説なんて読みたくないじゃない。

この作者、芥川賞候補4回目とか。さすがに文章はすんなり読めて、ひっかかるところがない。なんでも書けるオールラウンドプレイヤー的な感じ。

なにしろ17歳から書いてるから、「コツは分かってます~」って感じがする。

この「オールラウンドプレイヤー」って決して褒め言葉じゃないよん。

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2014/03/17

ノルウェイの森

《ノルウェイの森》っていうと何を思い浮かべますか?

ビートルズ? それとも村上春樹?

hollyの世代だと両方同時に思い浮かべるかな。

hollyはビートルズのnoteナンバーの中では、

フールオンザヒル、サムシング、ノーバジアンウッドの3曲がダントツで好きです。

今回はビートルズじゃなくて、村上春樹の小説のお話。

村上春樹は新作をだすごとに話題になるので、しゃくにさわるからhollyはすぐには本を買わない…このあたり、へそ曲がりだよねcoldsweats01

で、《ノルウェイの森》は自分では買ったおぼえがないのに本棚に並んでたので、ちょいと読んでみた。

2~3ページ読んで、思い出したけど、これ何年か前に読みかけてたわ。

だけど出だしが回想でつまんなかったので10ページくらいで読むのをやめてたんだった。

そこで今回は、つまんない部分をすっとばして、なんと!下巻から読み出してみたのよ。そしたらけっこう読み進められたので、ずるずると読んで、下巻の半分まできたところでやっと上巻から読む気になった。

回想部分は主人公が38歳になっていてルフトハンザ機内でノーバジアンウッドを聴いて18年前を思い出すというもので、こんなのがちょくちょく出てきて感慨にふけられたらつまんないなあ~と思ってたら、冒頭の部分以外はでてこなかった。

物語の導入部分だけで、あとは主人公が19歳~20歳の頃の話で最後の〆にもでてこなかったので、そこんとこは褒めてあげよう。

この小説、主人公ワタナベの高校時代、友人のキズキなる人物が突然自殺してしまうという設定があって、そのキズキの彼女だった直子とワタナベを中心としたお話で、そこそこ面白かった。

ただ、キズキがなぜ自殺したのか…なんの予兆もなしに。

17歳は傷つきやすいお年頃、だけではなぁ…そつがないところもあるのに、友人と呼べるのはワタナベだけだったような記述はあるんだけど、あまりにも唐突。

読み終わったあとも、そこが腑に落ちないけど、なぜ自殺したかという理由なんか、この小説においてはたいした問題じゃないのかな?

ちょっとあらすじ書いちゃいます。

直子もワタナベも東京の大学へ進学して1年ぶりに再会し、親しくなっていくんだけど、キズキについての会話はない。

あるときワタナベとセックスするが、その後、直子は姿を消し連絡がとれなくなってしまう。

直子は心を病んで神戸の実家に帰り、精神療養施設に入所して、そこから手紙がきてワタナベは京都の療養所まで逢いに行く。

その施設は病院ではなく、病院で治療を受けた後に社会復帰するまで過すような場所、一般社会の中では刺激が強くて精神が不安定になってしまう人たちのための療養所なので、わりあい自由に過している。

直子と同室のレイコさんは40歳くらいの人でもう8年も療養施設にいる。

もともとピアニストを目指していたが、突然指が動かなくなり諦めざるを得なくなり自殺未遂、その後も大きく傷つく事件があり、療養施設でピアノを教えたり、ギターを教えたりして過している。

レイコさんだけは、傷ついて世間から逃れている事情がワタナベくんに話すことで読み手にもわかるようになっている。

ワタナベは直子が療養施設に入っている間に、同じ学部のみどりという女の子の親しくなる。遠慮なしの不思議な子だけど、入院中の父親の介護をしていたり、この物語の中では一番現実味のある登場人物。

ワタナベは直子が好きで心にかかりながらも、みどりも好きになってしまう。

その他もろもろありまして(あらすじはネットで見ればわかるよ)結局、直子は自死してしまう。

ワタナベは呆然として長い放浪の旅に出る。寝袋一つ持って、金がなくなれば肉体労働をそて稼ぎ、酒を飲んで眠る…みたいな旅。そういう旅をして心の傷が癒されるのかどうか私には解らない。ただ今までと変わらない普通の生活はできないような気はするけど。

痩せこけてやっと帰ってきたワタナベのもとにレイコさんから療養施設をでて旭川でギターを教える仕事を始めるという手紙がくる。

ワタナベの部屋でスキヤキを食べ、直子の葬式代わりに思いつく限りの曲をギターで奏でるレイコさん。最後に直子の好きだったノーバジアンウッドを弾く。そしてワタナベとレイコさんはセックスをする。

セックスってお互いの温かさを確かめ合い、生きていることを確かめ合うという意味で癒しになるのかな。

レイコさんは現実の社会へ旅立ち、ワタナベはみどりと現実を生きようとする

青春の喪失と再生を描いた作品…ひとことで言うとそういうことなのです。

hollyはレイコさんがとっても好きになっちゃった。

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2013/12/01

泣く大人

このところ江國香織のエッセイ集「泣く大人」を読んでいます。

この作家はアメリカ留学の経験を書いた「409ラドクリフ」という小説でデビューし、その後「泳ぐのに、安全でも適切でもありません」で山本周五郎賞「号泣する準備はできていた」で直木賞を受賞しています。

ちょっと変わったタイトルの本が多いのですが、そのタイトルのセンスに惹かれてついつい本屋の棚から抜き取ってしまうのです。

「冷静と情熱のあいだ」が映画にもなって一番知られている作品かもしれません。

この本にでてくる短いエッセイは、どれも特別なことは書いてありません。

ただちょっとクスッとしたり、フウ~ンと思ったりするだけのこと。

2013121            う~ん、残念ながらこのカバーの絵は好きじゃない

「男友達」に関する章は面白かったですよ。

「男の友達」と「男友達」は=ではない。「男の友達」は「女の友達」と同じ分類に入るけれど、「男友達」はそれとは別ものだ。(これは納得できる話です)

彼女には元恋人の「男友達」や、う~んと年上の「男友達」や、素敵な「男友達」が何人かいるらしい。(羨ましいですねえ)

そんな「男友達」が何人かいたら素敵だろうなと思うが、それにはまず、自分が井戸を欲しがったり、鮫の歯を欲しがったり、ロバや朝食室を欲しがったりする感性の持ち主じゃないとだめかもしれません。

読んでいると、すぐ傍で小声て話しかけられているような感じがしてきて、彼女とふたりでおしゃべりをしてつまらないことでクスクス笑ったり、怒ったりしている気がしてくるのです。

ベッドに入って眠る前にちょっと読むと、ちょうど良い具合に眠くなってきてシアワセな気分で眠れます。

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2013/01/27

Winnie-theーPooh

これ、《クマのプーさん》の原題です。

hollyは《くまのプーさん》ってディズニーのキャラだと思ってたけど、ちゃんと原作の本があったんだね。

A.A.ミルン作、E.H.シェパード絵、石井桃子訳

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《WinnieーtheーPooh》ウィニーってなに?

Winnieなんていう単語あったっけ?…固有名詞かぁ~??

「まえがき」によると《プー》はもともとは作者の詩「クリストファー・ロビンのうた」のロビンのもっていた白鳥の名前だったんだけど、その白鳥はさよならしちゃった。

そしてロビンのテディベアが自分だけの名前が欲しいって言ったので、《ウィニーのプー》とういう名前をつけた…っていうんだけど、これじゃあ《ウィニー》がわからんよね。

《ウィニー》はロビンがよく行く動物園にいるお気に入りのクマの名前で、クマらしいいい名前ってことらしいけど、それでどうして《ウィニーのプー》?

プーさんってテディベアだったんだぁ~知らなかった。

《ウィニーのプー》については本が1冊でているほどいろいろな説があるらしい。

Photo_4 この挿絵のプーさん、ディズニーのプーさんより素朴な感じでしょ

ぬいぐるみの感じがでてるよね

長靴はいてるのがクリストファー・ロビンらしい…

では、これから本文を読み始めます。

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2011/02/17

芥川賞

芥川賞は何時頃から上半期、下半期に分けて1年に2回になったのだろう…

太宰治が喉から手が出るほど欲しがっていた頃には1年に1回だったんじゃなかろうか

そんなことを思いつつ、文芸春秋を開く

今回の受賞者の対照的なこと…

清楚でハイソなお嬢様風、朝吹真理子氏、名前で見当がつくフランス文学者一族のマドンナ

かたや、中卒で逮捕歴まである中年のおっさん西村賢太氏

まずは朝吹氏の「きことわ」から読み始めてみたら、これが読みにくいというか、読み流しにくいタイプの小説だったので、西村氏の「苦役列車」から読むことにした。

西村氏は私小説というジャンルの物書きらしく、文章は私小説の大家から学んだとおぼしい語り口が心地よくすらすらと読める。

世間の最底辺に生きる日雇い青年貫太の日々を書いているのだが、珍しくできた同じ年の友人との会話で「おれ」じゃなくて「ぼく」なんて言うかなあ?

それに「蕎麦」を「おそば」なんて書いてるのも気に入らない。

友人もいない主人公が、日雇いのアルバイトに来た専門学校生との間に束の間友だち関係ができるが、彼はやがて学校へもどり貫太はまた味気ない日雇い生活に戻り、仕事先でもトラブルから日雇い荷役の仕事さえ失ってしまう。

で、この束の間の友達関係を経て貫太は何か変わったかというと、そんなことはなく相変わらずの出口の無い日雇い生活を続けていく…という作者の若い頃の生活そのままを綴っていると思わせるような小説

私小説とは大凡こうしたものであろう

破滅的な惨めったらしい救いようのない生活、生き方でなければ私小説はなりたたない?

そりゃ、普通の一般的な生活だったらわざわざ書かなくても読者だって同じだものね

ひとつ単純な疑問として…私小説が作者の人生、生活を描くものならば、それを赤裸々に書いてしまえば次は何を書くのか?

角度を変えて書いたとしてもテーマは常にひとつしかないわけで、自分の惨めな境遇と生活と精神を泥の中を這いずり回るように書き続けるしか道はないのか?

私小説=悲惨ってわけじゃないけど、作者の暗い部分をヒューチャーして書く場合がほとんどだからハッピーな話にはならない。

それにしても「苦役列車」は題名としては言い過ぎと思った。

西村氏の敬愛する私小説家「藤澤淸造」の作品でも覗いてみようかな…って名前も聞いたこと無いんだけどね

pencilウィキペディアで私小説を見たら、かなり幅広いジャンルらしい。田山花袋や夏目漱石、森鴎外の作品もリストアップされていた。

考えてみればことさらに私小説と呼ばなくとも、純文学とされる分野では「書き手と主人公が同一視」される作品が多いね。

純文学という区別も曖昧、私小説という区別も曖昧

ところで芥川賞、たまには該当者なしっていうことは無いの?

ここ何年か受賞作を読んでるけど、正直今年は無しでよかったんじゃないの?って思ったことがありましたよ。

でも、某作家の場合、これで芥川賞かあ?って思ってたらその後だいぶ腕を上げて売れっ子作家になってたなんてこともあるから…ま、入学試験みたいなものかな

特別読書好きというわけでもないhollyごときに、こんなこと言われちゃうなんて…coldsweats01

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2010/02/06

香を聞くお遊び

 お香の匂いを嗅ぐことを「香を聞く」といいます。

「聞香」といって、茶道、華道とならんで、昔の方々の教養のひとつだったようです。

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源氏香は、5種類のお香を使うお遊びです。

5種類の香をそれぞれ5つずつ香炉に用意します。つまり全部で25この香炉からランダムに5つ選び、選んだ香が同じ香か違う香かを当てるのです。

5つ全部が同じ香になる場合もあれば、3つが同じ香であと2つはバラバラということもあるわけです。

聞香の結果を示すやり方が、面白いんですよ。

結果は52通りあるので、源氏物語54帖の内の52帖の名前がつけられています。

優雅ですね。

Photo

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2009/08/02

俵万智の短歌

 この坂を越えれば海へ続く道

              黄色の信号するりと抜ける

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花屋からもらったカレンダーには、短歌作家《俵万智》の歌が載っています。

小さめのカレンダーなのでトイレに飾ってますが、毎月ステキな花と短歌が載っていてカレンダーを捲るのが楽しみです。

   clover~俵万智さんといえば~clover

1987年に出版された第一歌集《サラダ記念日》がベストセラーになり話題を呼んだ短歌作家です。

福井県で育ち、早稲田大学時代に佐佐木幸綱の授業をうけたのが縁で短歌を始め、神奈川県橋本高校勤務時代、1986年に「8月の朝」で角川短歌賞を受賞しました。

現在は1児の母となられ、仙台にお住まいです。

     clover       cherry        clover

私が万智さんを知ったのも《サラダ記念日》が始めでした。

tulip「この味がいいね」と君が言ったから

                    7月6日はサラダ記念日

こんなかわいい短歌をつくる人がいるんだ~と、それまでの短歌の対する認識が変わりました。

短歌というと叙情的なものが多く、現代的な短歌は前衛的で難解という感じをもっていましたが、俵万智の歌を受け入れる柔軟性がある世界なのだと妙に感心して、時々短歌集を読むようになりました。

「サラダ記念日」はキラキラした若さが溢れた瑞々しい歌ばかりです。

若い女性の恋と日常が、普段の言葉で、しかし万智さんによって選び抜かれた言葉で歌われています。

   Photo

       「8月の朝」の章が好き

clover吾をさらいエンジンかけた

            八月の朝をあなたは覚えているか

cloverまだあるか信じたいもの欲しいもの

               砂地に並んで寝そべっている

clover左手で吾の指ひとつひとつずつ

                さぐる仕草は愛かもしれず

clover君を待つ土曜日なりき

           待つという時間を食べて女は生きる

clover「じゃあな」という言葉いつもと変わらぬに

                  何か違っている水曜日

clover同じもの見つめていしに吾と君の

                何かが終ってゆく昼下がり

clover君を待つことなくなりて

              快晴の土曜も雨の火曜も同じ

      shine                   yacht                    shine

こんなふうに、恋する感覚が素直に歌われていて、

     《やってくれるじゃないの~》と思ってしまいました。

今、読み返してみると昔の日記を読むようで不思議なかんじがします。

cherry こ~んな時代が確かに私にもありましたっけねえ~

             みなさんにもあったでしょ?

            01120021

 

  

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2009/04/18

甃のうへ

     cherryblossom  三好達治詩集より   cherryblossom  

    甃のうへ

    あはれ花びらながれ

    をみなごに花びらながれ

    をみなごしめやかに語らひあゆみ

    うららかの跫音空にながれ

    をりふしに瞳をあげて

    翳りなきみ寺の春をすぎゆくなり

    み寺の甍みどりにうるほひ

    廂々に

    風鐸のすがたしづかなれば

    ひとりなる

    わが身の影をあゆまする甃のうへ 

   411  

三好達治の第一詩集「測量船」の中でも私が一番好きな詩です

達治の詩は美しい調べの中に、青春の憧憬と孤独がちりばめられて、その叙情性は透明感のある淡い水色の空を思わせます。

学生時代、国語の時間に詩の朗読や暗誦をさせられませんでしたか?

私は、詩だけでなく「徒然草」「枕草子」なども暗誦させられた記憶があります。

当時は、暗誦なんてしなくても読めればいいじゃないか…と思っていましたが、暗誦できる程何度も声に出して読むのはなかなか良いことだと今は思います。

「春はあけぼの、やうやしろくなりゆく、山ぎは少しあかりて、紫だちたる雲の細くたなびきたる…」 なんて今でも諳んじられるのは気持ちの良いものです。

何十年もたつのに諳んじられるということは、それだけ深く脳裏に刻み込まれて、身体に沁みこんでいるということです。

音楽でも、発表会などで弾くために暗譜した曲、夢にでてくるほど練習した曲は何十年たっても指が覚えていてくれます。

それらはつまり、私自身の身についてくれたということ、私という人格を形成する素となってくれたということです。

今の私が当時と同じように暗記しようとしたら、おそらく10倍の時間が必要でしょうね。

鍵盤楽器を弾いていると、それがよくわかります。

ということで、脳の老化防止のためにも、

              皆様、美しい詩を朗誦しましょう 

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2009/02/23

死神の精度

  ☆ book 死神の精度 

《ACCURACY OF DEATH》

ちょっと洒落たタイトルじゃありませんか

作者の伊坂幸太郎は在仙の作家で、吉川英治文学新人賞や新潮ミステリー倶楽部賞を受賞しています。

この作品でも日本推理作家協会賞短編部門受賞…と帯に書いてありました。

book 小説のタイトルって大事ですよね。

読みたい気持にさせてくれるタイトル、惹かれるタイトルって確かにあるし、売れる小説はみなタイトルがイイsign01

内容が良くても地味なタイトルだったり、惹き付けられるキャッチコピーがないと読者が飛びつかないので、出版社の担当もタイトルには気を使うらしいですよ。

       さて、肝心の内容は 

死神と何の取り得もなさそうなさえないOLの物語

死神は死を予定された人間を1週間観察して《可》か《見送り》かの判定を下すのが仕事。

その仕事のために、さえないOLに接近して多少なりとも彼女の生活に関わることとなり、話が発展していく。

得体の知れない死神が音楽好きで、CDショップの視聴コーナーに入り浸りだったりする設定はなかなか面白い。

後の5編の題名は

「死神と藤田」「吹雪に死神」「恋愛で死神」「旅路を死神」「死神対老女」

おそらく英語表記のタイトルを和訳したものでしょうが、いかにも陳腐なタイトルだと思いませんか?

「死神の精度」のセンスには程遠い…catface

題名はさておき、「恋愛で死神」「死神対老女」の2編は面白く読めます。

特にこの連作の〆ともいえる「死神対老女」は、前の作品との関連づけもあり、シリーズの最終章としては「ああ~そういうことかあ…」と、作者の構想力に拍手を贈りたくなります。

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2008年3月、映画化されています。

「死神の精度」「死神と藤田」「死神対老女」をもとにして作られています。

死神「千葉」に金城武はぴったりなキャスティングだと思います。

まだ、見ていませんがどんな風に映画化されているか、興味がわいてきます。

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2008/07/23

ターシャの庭

写真集 ☆ターシャ・テューダーの庭☆

      clover      tulip      clover

ターシャは90歳になる絵本作家のおばあさんです。

アメリカ・バーモント州の山の中、30万坪の敷地に数々の花とヤギやニワトリやハトたちと暮らしています。

息子がひとりで建ててくれた母屋、納屋、温室、ヤギ小屋などが点在する森全体をターシャは「コーギコテージ」と呼んでいます。

自然の姿を保つように育てられ、手入れされた樹や花たちが溢れるワイルドフラワーガーデンの四季折々の姿やターシャの暮らしぶりが写真集になったものです。

☆ 先日、NHK-BShiで放送されていました。

ずいぶん前にNHK総合でも放送され、私はそれを見てからすっかり彼女のファンになってしまいました。

本屋さんに、写真集が何冊かとDVDもありましたが、何しろ写真集はお高い…1冊だけ買って我慢 coldsweats01

美しい庭、うつくしいおばあさん、心癒される1冊です。

こんなおばあさんになれるのなら、90歳も悪くありません。

ポケポケhollyは、無謀にも和製ターシャを目指す…心意気だけでもネ

あくまでも、心意気 coldsweats01 です catface

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