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2017年6月

2017/06/02

映画・追憶

公開中の映画「追憶」

holly好みの映像の美しい映画でした。

冒頭の北陸の荒れた海の美しさと、千住明の音楽の美しさ。今時の映像とはひと味違うノスタルジックな雰囲気がある。映像の美しさはカメラマンが木村大作ということで納得。監督は降旗康男。どおりでどのシーンも伝統的な映像美がしっかり感じられました。

岡田准一、小栗旬、柄本佑はそれぞれ魅力があるが、この作品では小栗旬が一番よかった。

3人は子供時代の一時期、一緒に暮らしていて、その時に起きた事件がもとで別れ別れになり、岡田演じる四方篤は20年間2人とは音信不通で成長し、刑事になっている。彼がメインなんだけど、ちょっと眉間に皺よせすぎ。そんなに全身で不幸しょいこんでる刑事をやらなくてもネ。背中でちょっと感じさせるくらいでちょうどイイ。

柄本も全身で冴えない感だしてるけど、それはこの人の持ち味で伝統的ともいえる「冴えなくていろいろ背負い込んでるけど誠実な男」の作り方のセオリーどおり。

小栗演じる田所は最後で明かされる秘密を抱えてるわりには、飄々として運命をあっさり受け入れ、引き受けてる。こいつは笑顔で大切な人を最後まで守り抜くんだろうなって感じさせるようなイイおとこ。これを自然に演じられるのはなかなか。

主人公3人で、刑事、被害者、加害者となるのかな?と思いながら観てたら、最後は意外な筋から犯人が…。もうちょっと伏線はって匂わせておいてくれなきゃ、突然「犯人判りました」って言われてもねえ…。

もっとも、誰が犯人かにこのストーリーの主眼があるわけでもないから、そこんとこは許してあげよう。

hollyの好きな吉岡秀隆もでてたし、満足の90分でした。

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