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2017/03/21

佐藤鬼房顕彰全国俳句大会

3月18日、塩竈で佐藤鬼房顕彰全国俳句大会が行われました。

この大会は事前投句は前もって選があり、その結果が会場で配られますが、当日の嘱目詠は会場での公開選考となります。普通は当日詠の選は別室で行われますが、ここでは会場で行われるので選考過程がわかり興味深いです。それと毎回、鬼房についてのシンポジウムがあるのも楽しいところです。

318
シンポジウムのメンバーは関根かな、栗林浩、関悦史、司会は神野紗希の各氏

今回のテーマは「鬼房俳句と軽み」について 

各自3句ずつ例句を揚げて討論していきますが、話を進めるうちに「3句選んできた句が軽みといえるかどうか…」ということになってきて、「軽み」って何だろう?という根本的なところから考えるシンポジウムとなりました。

鬼房の俳句は「軽み」とは無縁のような風土に根付いた思いの込められた重い句が多いように私には思われます。「軽み」のほとんどないところから「軽み」を論じるのは難しいと思われ、各氏も苦戦気味。「軽み」がどうであれ、鬼房には素晴らしい句がたくさんあるので、「芭蕉的軽み」がなくたってどうってこと無いです。「芭蕉的軽み」について再認識できたことは、私にとってはよかったかな。

シンポジウムの後は嘱目吟の公開選考。

Photo
神野紗希、関悦史、髙柳克弘、佐藤成之、照井翠、西山睦、宇多喜代子、高野ムツオの各先生。

各選者が10句づつ選んだ中から、気になる句を取り上げ意見を言い合って、その後、あらためて3句づつ選ぶという選考方法です。

1つの句にたいする選者の読みが違っていたり、どこに興味を引かれたか共感をもったか等具体的に解るのでとても面白いです。

ジュニアの部があるのも大会の特色。県内だけでなく全国から応募があります。俳句甲子園の影響か、高校生の句など大人顔負け。

clover佐藤鬼房奨励賞は中学1年生の句

 堂々と秋風受ける稻井石      魚住隼祐

clover一般部門の奨励賞は

 寒木の瘤鬼房の眼となりぬ      橋本一舟

普段、俳句漬けになることがないhollyには充実した一日でした。

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