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2014/05/03

俳句の時間

俳句のお時間です。

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               菜の花や唇に淋しき薄荷飴

結社誌 4月号、5月号掲載句

clover4月号

pencil榾継ぎて遠野の風を聞き居たり

読み…ほだつぎて とおののかぜを ききいたり

季語は榾(榾木、いろりなどにくべる木)hollyは新かなづかいで書いていますので聞き居たりですが歴史的かなづかいの場合は聞きゐたり。

pencil母許に寝まる寒夜や家軋む

読み…ははがりに ねまるさむよや いえきしむ

季語は寒夜、ははがりとは母のそばでという意味、寒夜はさむよともかんやとも読みます。

pencil冬館磨きて銀のサモワール

読み…ふゆやかた みがきてぎんの サモワール

季語は冬館、サモワールはロシアの紅茶用の湯沸かし器でロシア小説などを読むとでてきます。hollyは「オルフェウスの窓」という漫画から着想しました。

pencil赤頭巾ちやん日本狼絶滅す

読み…あかずきんちゃん にほんおおかみ ぜつめつす

季語は狼(冬の季語です)赤頭巾ちゃんはもちろん、あの赤頭巾ちゃんです。俳句の場合は平仮名は全部大文字で書きます。

clover5月号

pencil押鮨の型の木の香や春きざす

読み…おしずしの かたのきのかや はるきざす

季語は春きざす。時々押鮨を作りますが、木型は何の木でできているのか、ふっと木の香りがするのです。

pencil梟の啼くなり夢の行き止り

読み…ふくろうの なくなりゆめの いきどまり

季語は梟。梟は好きな題材です。現実の生活ではなく空想の世界から句を引き出すときに耳元でよく啼いてくれます。

pencilやつちや場の菜屑兎にもらいけり

読み…やっちゃばの なくずうさぎに もらいけり

季語は兎。やっちゃ場は青果市場のことです。もらいけりも新仮名遣いで、歴史的仮名遣いではもらひけりとなります。

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俳句」カテゴリの記事

コメント

こんにちわ
いつも拝見していたのですが、初コメです。
俳句、とても興味があります。
詳しくはわからないのですが、私的には情景や心情が感じられるのが良い句だと思っています。そういう意味でどの句も素敵です。
機会があったら私も俳句やってみたいかも。

投稿: 木漏れ日 | 2014/05/04 09:11

木漏れ日さん、ありがとうございます。
俳句に興味をもっていただけて、すごく嬉しいです。

俳句は特別なことなしに誰でも気軽に作ることができますよ。
日本人は5.7.5というリズムを自然に持っているのですから、あとは季節を感じられる季語がはいっていればOKです。

まず1句作ってみてはどうでしょう。

投稿: holly | 2014/05/04 10:35

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