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2013/12/01

泣く大人

このところ江國香織のエッセイ集「泣く大人」を読んでいます。

この作家はアメリカ留学の経験を書いた「409ラドクリフ」という小説でデビューし、その後「泳ぐのに、安全でも適切でもありません」で山本周五郎賞「号泣する準備はできていた」で直木賞を受賞しています。

ちょっと変わったタイトルの本が多いのですが、そのタイトルのセンスに惹かれてついつい本屋の棚から抜き取ってしまうのです。

「冷静と情熱のあいだ」が映画にもなって一番知られている作品かもしれません。

この本にでてくる短いエッセイは、どれも特別なことは書いてありません。

ただちょっとクスッとしたり、フウ~ンと思ったりするだけのこと。

2013121            う~ん、残念ながらこのカバーの絵は好きじゃない

「男友達」に関する章は面白かったですよ。

「男の友達」と「男友達」は=ではない。「男の友達」は「女の友達」と同じ分類に入るけれど、「男友達」はそれとは別ものだ。(これは納得できる話です)

彼女には元恋人の「男友達」や、う~んと年上の「男友達」や、素敵な「男友達」が何人かいるらしい。(羨ましいですねえ)

そんな「男友達」が何人かいたら素敵だろうなと思うが、それにはまず、自分が井戸を欲しがったり、鮫の歯を欲しがったり、ロバや朝食室を欲しがったりする感性の持ち主じゃないとだめかもしれません。

読んでいると、すぐ傍で小声て話しかけられているような感じがしてきて、彼女とふたりでおしゃべりをしてつまらないことでクスクス笑ったり、怒ったりしている気がしてくるのです。

ベッドに入って眠る前にちょっと読むと、ちょうど良い具合に眠くなってきてシアワセな気分で眠れます。

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