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2013/08/25

追悼句会

だいぶ前のことですが、8月4日の句会はSさんの追悼句会でした。

Sさんは癌だったのですが、俳句の仲間は誰もそのことを知りませんでした。私も、2,3ヶ月前から腰が痛いとお会いするたびに言っておられ、最後にお会いした時には食欲がなく食事ができないと聞いたので、ただの腰痛ではなくどこか内臓が悪くての腰痛ではないのかなあとふと思ったりしていたのです。

亡くなる1週間前までは句会の仲間に電話をしたりなさっていたので、誰も病状がこんなに悪いとは思ってもいませんでした。

もしかしたら、ご自分でも本当に症状が悪くなるまで癌だとは思っておられなかったのかもしれません。

亡くなられる2週間前に東京の病院に入られ、それきりでした。

本当に突然の訃報でした。

私はしばらくは信じることができず、実感も湧いてこなくて悲しむこともできませんでした。

追悼句会もおわり、会報の編集をしているうちにだんだんと実感が湧いてきました。Sさん追悼号なので、俳歴や代表句を読むにつけ、その句の素晴らしさをあらためて感じ、編集知識の豊富だったことなど思い、本当に大切な方を失ったのだと、涙がでました。

Sさんはご自分のことはほとんど語られない方だったので、ご家庭、ご家族のこと等、古くからの句友の方々もご存知ではありません。

お葬式も東京で内々でなさったようで、私たちはお参りすることもできませんでした。

せめて句会で…と遺影を飾り、花束を捧げ、出席者ひとりひとりが弔句を読み上げました。

この日の句会の出席者は29名、欠席投句1名、出席できない方8名からも句が届き、追悼句は38句になりました。

clover嫋やかな名告なつかし沙羅の花(holly作)

たおやかななのりなつかしさらのはな)

Sさんは自分の句の講評が終わり名前を名告られるとき、やわらかな声でゆったりと名前をおっしゃる方でした。

沙羅の花よりは芙蓉かやわらかな色の薔薇のような方で、句会のあとの飲み会ではいつもワインを飲んでいらっしゃいました。

club百合咲いていますかワイン飲んでいますか(sさん作)という弔句が心に残りました。

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