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2011/06/28

ひさしぶりに俳句

主宰の指導句会のあと、気管支炎になってしまい句会の報告が遅くなってしまいました。

宮城の会員50名が出席、宮城支部の8割が出席した句会でした。

50名×5句=250句、主宰は丁寧に評してくださいました。

淡々と話されるのですが、主宰の評を聞くうちに「ああ、こういう解釈、読みをするのか」ということが伝わってきて、主宰がどういう観点から選句したのかが解ってきます。

宮城だけのいわば非公式な句会なので選はいくぶん甘くなっていたと思います。

主宰も投句なさるのですが、選句の時点では作者名が明かされていないので主宰の句が誰にも採られないこともあるわけで、そんへんが面白いところです。

clover主宰の句

柿は花つけみんな無事みんなゐる

豆飯や陸に親しき海の風

レインコート框に畳み竹落葉

ほうたるよそつちの田んぼ鹹し

祷りなほさまよへる沖明易き

どの句も無駄のない言葉でしかも奇を衒らわず落ち着いたリズムを保った句です。

hollyは5句目をいただきましたが、1句目を採った方が多かったですね

pencil       book        pencil

hollyの5句

初夏や働く手指となつてきし

山藤は空へ祷りは水底へ

青水無月小田和正の声の透く

人悼む牡丹うすべに赤真白

灯らざる街虚ろなり栗の花

主宰に採られたのは5句目でした。

句会が終って、居酒屋で懇親会beer

主宰は被災した宮城の仲間を気遣ってくださり、穏かにみなの話の聞き役にまわられていました。

特に今回の震災の句について、各俳句総合誌で特集されているが、その中でも宮城在住の高野ムツオ氏(小熊座主宰)の句をありきたりの震災句ではない素晴らしい句だと評していらっしゃいました。

また、やはりこれだけの震災となると避けて通れるものではないので、震災句を詠むことは悪いことではないし、いかに通り一遍ではない独自性のある句を詠むか、作家の個性実力が問われるところだとも。

昨日届いた結社誌7月号

hollyは久々の4句欄goodやった~happy02

tulip灯る家灯らざる家四月尽

(ともるいえ ともらざるいえ しがつじん)

木蓮の蕾真白し津波後

(もくれんの つぼみましろし つなみあと)

水漬くもの荒涼として人麻呂忌

(みづくもの こうりょうとして ひとまろき)

春昼のサイレン淡く聞きにけり

(しゅんちゅうの サイレンあわく ききにけり)

tulipは推薦30句に選ばれていましたhappy02

こういう楽しみがあるから俳句やめられないのよ~

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コメント

hollyさん、こんにちは。
>灯る家灯らざる家四月尽
何気ない描写ですが重いですね。
ブログでも更新がピタッと止まった方がいたりして、
ここ数カ月あっち側とこっち側を意識せざるを得ません。
 
気管支炎、その後いかがですか?
無理はなさらずに、どうぞお大事にしてくださいね。

投稿: 可惜夜 | 2011/06/29 09:31

被災地以外の、被害を直接受けていない私たちにとっても、
軽々しく詠むことは自重せねばと思いつつ、
やはりこれだけの大災害を無視することは出来ないです。
もちろん当事者の方の句を拝見すると、その重さに打たれるばかりですが。

人悼む牡丹うすべに赤真白

牡丹の嫌いな私が、初めて牡丹を愛おしいと思いました。
栗の花の句も、花栗のイメージがよく生かされていますねnote

投稿: 雪うさぎ | 2011/06/29 22:48

可惜夜さん

灯る家~の句は本当に実感があって出来た句です。
ご近所でも取り壊される家が何軒もあります。
仙台空港への高速道路を通るとその左右で景色があまりに違うので驚いてしまいます。

咳は治まってきました、梅雨らしくない気温がよいようです。

投稿: silent-holly | 2011/06/30 16:00

雪うさぎさん

灯らざる~の句は、暗闇の中で栗の花の強いにおいが印象的だったので出来ました。

震災や原発は1度は句にしておくべきだと思います。
どんな形にせよ、無関心でいられることではありませんから…

投稿: silent-holly | 2011/06/30 16:11

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