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2010/02/06

香を聞くお遊び

 お香の匂いを嗅ぐことを「香を聞く」といいます。

「聞香」といって、茶道、華道とならんで、昔の方々の教養のひとつだったようです。

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源氏香は、5種類のお香を使うお遊びです。

5種類の香をそれぞれ5つずつ香炉に用意します。つまり全部で25この香炉からランダムに5つ選び、選んだ香が同じ香か違う香かを当てるのです。

5つ全部が同じ香になる場合もあれば、3つが同じ香であと2つはバラバラということもあるわけです。

聞香の結果を示すやり方が、面白いんですよ。

結果は52通りあるので、源氏物語54帖の内の52帖の名前がつけられています。

優雅ですね。

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たとえば、「箒木」は5つとも違った種類の香だった場合の表し方です。

「空蝉」は1つめと2つめが同じ香で後の3つは違う香、つまり4種類の香を選んだということです。

「花散里」は1と3が同じ、2と4が同じ、5だけ単独で違う香、つまり選んだ香は3種類だったということです。

このように、香の名前をあてるのではなくて、同じ香を聞き分けるお遊びです。

これなら、初心者でも出来そうですね。

京都には香を扱う専門店があり、聞香をお試しできるそうですよ。

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私は「色の図鑑」とか「着物の柄の図鑑」とかを見るのが好きなのですが、香りは図鑑というわけにはいきませんから、実際に聞いてみなくてはね。

源氏物語などにでてくる「やんごとない姫君方」は思い思いに香を調合して自分のオリジナル香を作っていたようですね。

その香を自分の着物に焚き染めて個性を競っていたのでしょうね。

個性といえば、十二単の小内着重ねの色にも襟や袖からみえる色の組み合わせによって「桜重ね」などの名前がつけられていて、季節に合った重ねをしていないと「やぼったいセンスのない姫」と陰口をきかれたそうです。

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平安朝の方々も大変。

書、絵画、和歌、琴、笛、琵琶、蹴鞠、弓、香など堪能でなければ、一流の宮廷人とはいえなかったのですからね。

源氏物語、枕草子を読むと当時の宮廷生活の下世話なところも垣間見られ、面白いですね。

陰陽師(私はマンガで読みました)も面白かったですよ。

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詩、小説、エッセイ」カテゴリの記事

コメント

源氏香、素敵ですー源氏物語も陰陽師もマンガでしか知りませんが優雅ですよね。
歴史好きなんで私も古語辞典の色柄図鑑とか見るのが好きです。
突然、京都に行きたいなぁーと、目の前のお雛様を見ながら思ってます~(゚ー゚)

投稿: 六花 | 2010/02/08 13:00

「香を聞く」とは面白い表現ですね。
どなたかの絵で見たことがあります。
お茶を飲んでいるのかと思ったら
お香を聞いていた絵だったのです。

書、絵画、和歌、琴、笛、琵琶、蹴鞠、弓、香・・・

庶民とはかけ離れた生活だったのですね。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「陰陽師」は私は映画で見ました。
野村萬斎 さんが出ていたことだけ覚えています。


投稿: | 2010/02/09 20:30

六花さん

京都の冷泉家のしきたりをTVで見たことがありますが、今でも歌会をしたり平安時代のしきたりを守っているので驚きました。

ちょっと味わってみたいですねhappy01

投稿: silent-holly | 2010/02/09 21:50

林さん
平安時代のお公家さんたちも大変だったようですね。
庶民のほうが気楽だったかも…

「陰陽師」映画は原作とは少し違っていたように思います。

投稿: silent-holly | 2010/02/09 21:56

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