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2009/06/07

イブ・サンローラン

 shineYves Saint Laurent rive gauche shine 

           イヴ・サンローラン・リヴ・ゴーシュ

tv BShを見ていたらHV特集でイブ・サンローランの話をしていました。

彼は若くしてデイオールに才能を見出され、ディオール亡き後、22歳でディオールの後継者として認められたんですが、運悪くアルジェリア紛争のため徴兵され従軍中に精神を病んで療養を余儀なくされてしまいます。

そのためにディオールを解雇され、自分のクチュールを持つことになります。それが、セーヌ河左岸、リヴ・ゴーシュというわけです。

デビューした頃の彼は、いかにも繊細な美しい青年です

サンローランはコレクションで次々と斬新なデザインを発表し、ファッション界の帝王への道を歩み始めます。

絵画を取り入れたファッションは大胆、ゴッホの絵をビーズ刺繍で再現したシャケットなんてすごい発想ですよね。

こういうアイデアは、フランスの服飾産業の歴史が生んだ昔ながらの刺繍専門工房や様々な専門技術のアトリエの存在に支えられて実現化されていきます。

絵画ファッションをやりきってしまうと、次は民族衣装に注目し、ロシア、中国、スペインなど矢継ぎ早にエスニックファッションを発表したコレクションは成功を収めます。

目的の国を訪れ、バザールや民族衣装を取材して発想を得るのが普通のやり方でしょうが、彼は全く旅行をせずにモロッコの別荘に籠もって資料の写真を見ただけでデザイン画を描いています。

彼は頭の中で無限の世界を旅して、豊かな想像力だけでアイデアを得ていたのですね。

世界的なミニスカートブームに彼はシースルーというアイデアで対抗します。彼にとってのセクシーさは見せてしまうことではなく、薄いベールで覆い隠し想像させることだったのでしょうか。

サンローランは男性用のフレグランス発売のCMの一環として、自身のヌード写真を発表して世間を驚かせます。

その肉体はけっして貧弱なものではなく彼の美学に基づいて鍛えられたものでした。

私はその肉体を見てもなお、肉体的存在の希薄さを感じてしまいました。

フランス人お得意のエスプリと個人主義、華やかな世界にいながら孤独だったし、孤独を愛した彼の精神性がクローズアップされて、ひどくナルシストでストイックな印象を受けるのです。

サンローランが肉体的に女性を愛せない人だったからでしょうか…不思議です。

彼のデザインにはいつも洗練されたシックなモダニズムが感じられました。

1970年代に発売された香水「サンローラン・リヴ・ゴーシュ」

ある時代、私のあこがれの香りでした。

フランスのエスプリと大人の女性を感じさせる香り

 Photo_2 Photo_3

    リヴ・ゴーシェ             シネマ

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コメント

私が愛用していたのは、シューズです。

若い頃は、イブ・サンローランの靴を続けて履いてました。
革がやわく足を痛めないと言うか、私の足には合っていたようです。

投稿: ひー | 2009/06/08 14:02

ひーさん
サンローランの靴とはお洒落ですねえ

靴は確かに少々高価でも良いものを選んだほうがいいですね。
サンローランがぴったりフィットしてたなんて‥ひーさんのお御脚はフランス製?

投稿: silent-holly | 2009/06/08 22:29

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