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2009/05/19

鬼房と旧亀井邸

      ちょっと前の5月10日のことですが

塩竈神社の入り口の旧亀井邸で鬼房俳句展がありました。

旧亀井邸は地元の企業《カメイ株式会社》の創業者の自宅を見学、利用できるようにしたものです。

《カメイ》は地元では知らない人がいない会社で、会長は蝶の収集家としても知られていて、仙台には蝶の展示館も作られています。

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だいぶ古い建物ですが、当時としては吟味して作られた面影が残っています。

外観は洋室部分が崖に突き出るように建てられています。

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    ちょうどお琴の演奏を聴くことができました。

邸内には鬼房の俳句がいくつも展示されています。

鬼房の句集が初期のものからずっと並べられていたり、自筆の原稿や普段使用していた硯や筆、ルーペなども展示されていて興味深いものでした。

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昔のままのレトロな丸窓、離れへ向かう廊下は曲がりくねって階段もあり、旅館の廊下みたいでした。

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鬼房は昭和26年の第1句集「名もなき日夜」から「半跏座」「瀬頭」「愛痛きまで」「幻夢」まで14の句集を上梓しています。

平成5年には俳句の最高の賞ともいえる「蛇笏賞」を受賞

  縄とびの寒暮いたみし馬車通る

  陰(ほと)に生る(なる)麦尊けれ青山河

  切株があり愚直の斧があり

  夕霞小狐ならば呼びとめん

  綿虫の夕空毀れやすきかな

  やませ来るいたちのやうにしなやかに

  父の日の青空はあり山椒の木

代表句でもあり、私の好きな鬼房の句です。

  

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コメント

silent-hollyさん

趣のある建物ですね~~。
崖っぷちの洋館部分、とても素敵。

こういう古い建物 入ってみたくなります。

hollyさんは俳句をなさっているだけあって
言葉が豊富でしっかり書いていらっしゃいますね。

投稿: 林 | 2009/05/23 20:38

林さん
補修して昔の姿のままに残してあります。
縁側のガラス戸も木製のまま、押入れの下にはめ込まれた箪笥に昔の座敷の感じがよく出ていますよね。

鬼房主宰の俳句誌「小熊座」の現主宰、高野ムツオさんにもお会いできました。

自分が見てきたものは、出来るだけ正確に伝えたいと思っていますが…

投稿: silent-holly | 2009/05/23 21:33

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