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2008/09/16

9月の句会

13日は定例句会です。

出席7名、欠席投句2名

4点句

clover鴎らに二百十日の鈍(にび)の海

pen季語の「二百十日」立春から数えて二百十日目、9月1日ごろのこと。暴風雨を警戒する日として「厄日」ともいう。

二百十日と鈍色の海の組み合わせが良いと好評。

3点句

双蝶の一つが墜ちし千草燦…imi

pen「千草」はよく使われる秋の季語。秋の野の草の可憐さや物寂しい風情を表す場合が多いが、「燦」と表現したことで、秋草が乱れ咲いて華やかな情景が見えてきて良い。

寂と立つポプラ一本鰯雲…kazuko

pen秋らしい静かな景で好感を得る。「寂と」がよく使われるフレーズなのと、ポプラがポツンと立っている風景に「寂と」は和風すぎないか?

clover夕顔の実のごろごろと日照雨

pen「ごろごろ」がこの場合はよく利いている。日照り雨の取り合わせがよく情景が見えてくる。

2点句

語りたき埴輪のまなこ秋夕焼…kumi

pen意味は解るが、「語りたき」の使い方が私はちょっと引っかかる。埴輪のぽっかりと空いた眼が何かを語りたがっている…という作りだが、もう一歩踏み込んで欲しい。

たわいなき嘘ついてみる露団々…kiko

pen「露団々」の表現が独特で魅力的。露の丸くなった粒がたくさん集まっている様

  clover は私の作です。

             chick                 chick

その他、気になった句

ねこじゃらし茫々の畝晩年へ晩年へ

penこの句は私しか取っていません。

晩年へ晩年へ…の繰り返しが魅力的。五・七・十という変則、字あまりの句ですが、五・七・五の型にするために《晩年へ》と1度にしたのでは作者の「晩年へと向かう時間の速さをひしひしと感じている心情」が表し足りない。

畝…畑の中で一畝だけ何も植えられていず、ねこじゃらしが茫々と生えていた情景を詠んだとのことですが、畝に限定しなくても良いのでは…?

作者のkazukoは見た情景にこだわって作る方なので、畝ははずせなかったのかもしれません。

このあたりが、事実はどうであれ、言葉のリズムが良ければどんどん変えてしまう私との個性の違いです。

ねこじゃらし茫々晩年へ晩年へ…これも変則的ですが、スッキリしていませんか?

           Photo

席題、面、探、生、見、困、未、私

蓮(はちす)の実私(わたくし)探しの日和にてimi

掛けられし小面の笑み秋の夜kumi

人生の仕上げ時かも栃の実拾ふkazuko

生来の怠け癖あり花芒tuneko

足裏のツボ探しおり虫の秋youko

生きていることの洗顔銀杏散るkiko

みちのくの野面豊かや雁渡し

           以上、2句出句中の1句

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