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2008/08/21

8月の投句‥先生のこと

今回の投句は鍛錬句会での作が中心です。

     snail       snail

ユリの木の枝地を擦れる大暑かな

異世界へ続くさるとりいばらかな

藤の実の垂れ藤棚の暗くあり

汗のシャツ皮剥ぐごとく脱ぎにけり

吾が欲のまだしぶとしや半夏生

身の荒れて水琴窟の涼しかり

pencil 「藤の豆」を「藤の実の」に変えた他はそのままです。

まあまあな句がたくさんできた月は、もったいない気がします。

来月たくさん句ができるとは限らないので、ありったけのモノをだしてしまうと、つい、もったいないなどと貧乏性なことを考えてしまうのです。

多作多捨の精神はどこへいったのでしょう~coldsweats01

      moon3          moon3

亡くなられた前主宰は、俳句誌へ50句だすのに、300句以上の句を作り、推敲されたそうです。

1日に10句作句を何年間か(たぶん3年くらいだったと思う)続けられ、その全句を発表するというすごい事をされました。しかも、潔いことに発表された句はその後手直しされていません。24時間でハイレベルの句を10句完成させていたわけです。

これは、すでに俳界に「その人あり」と認められる存在だった先生が、なお自分を鍛えるためになさった、いわば修行です。

仕事を続けながら、結社誌を主宰され、そのうえでの事ですからすごいエネルギーですね。

先生は亡くなられる前年、仙台での全国大会にもいらっしゃいました。

入院、手術を重ねられ、すっかり痩せておいででしたが、点滴を打ちながら出席された大会でも、200名以上の出席者全員の句を評してくださいました。

軽妙洒脱、辛口の先生の評を思い出すと、今更ながら師に恵まれていたのだという思いが強くあります。

初めてお会いしたときに、「思い切りのよい句をつくる人だね」と言っていただきました。

これからも、「思い切りのよいto-ko」でまいりますよー

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