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2008/04/26

谷川俊太郎のつづき

☆地球があんまり荒れる日には☆

地球があんまり荒れる日には  

僕は火星に呼びかけたくなる

  こっちは曇りで

  気圧も低く

  風は強くなるばかり

  おおい !

  そっちはどうだあ

  月がみている

  全く冷静な第三者として

  沢山の星の注視が痛い

  まだまだ幼い地球の子等よ

地球があんまり荒れる日には

火星の赤さが温いのだ

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shineこの詩も「20億光年の孤独」の中に収められています。

 おもしろいタイトルでしょう?

「20億光年の孤独」は俊太郎が21歳の時に出版されています。

18歳で詩を書き始めているので、これらの作品は青年期というより、少年期に書かれたといってもいいかもしれませんね。

   

night 詩を読む楽しみは、全くの個人的な楽しみのように思えます。

学校の国語の時間に、読み解きかたや解釈つきで習いますが、詩の解釈ほどナンセンスなものはない…というのが私の考えです。

自分の好きな詩は、何度も読んでいると、ひとつひとつの言葉のすきまから、詩人の歓びや哀しみが滲み出てきて、評論家の先生の小難しい解釈なんか飛び越えて、自分の心の中に入り込んできてくれます。

でも、これは自分の好きな詩の場合で、2・3度読んでも言葉がひっかっかってこない詩のときには、さっさと忘れてしまいます。

そんなふうなので、社会的に評価の高い詩と、私の好きな詩はずいぶんと違っているかもしれません。

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