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2008/03/16

UDONと空中庭園

『U DON』  な~んか楽しくてけっこう元気がでる映画でした。ユースケは普通にかる~い普通の男をやってましたね。普通の人たちが集まって、ちょっと頑張って、でも劇的なことはおこらなくて、それでも静かに何かが変わっていく‥みたいなテイストの映画。club

『空中庭園』 見ていて身体のどこかがピリっと痛むような映画でした。小泉きょうこが演じる主人公えりこが、子供の頃の家庭環境や学生時代のいじめ体験をリセットして、理想の幸せな家庭を築く。郊外のマンションに住み、広いベランダに花の溢れる庭を作り、やさしく穏やかな夫と、明るい女子高生の娘と、ナイーブな中学生の息子、いつも笑顔の母親(自分)。隠し事のない家庭。

実際には、夫は浮気相手がいて、他にセックスフレンドまでいるし、娘は好奇心からラブホに出入りする。息子は偶然?夫の浮気相手を家庭教師として連れてくるし、ちょっと怪しいムード。それでもえりこは微笑をうかべながら、家庭教師の誕生日パーティまでやってしまう。えりこが実態がわかっているのかどうかは微妙で、はっきり描かれていない。

えりこにとって大事なのは、平穏な家庭を守ること。実態はどうあれ、理想的な家庭の妻で母親であることが彼女の存在理由なのだ。それが次第に壊れ始め、彼女のアイデンティティーも崩れていく。ところどころに、微笑みながら話している相手をナイフでメッタ刺しにして血まみれになるシーンがえりこの頭の中の映像として出てくる。

最後には、綺麗に整えられた食卓を前に、帰ってこない家族を待ちながら、、雷がなり雨が降るベランダにでてずぶぬれになるシーンがある。ベランダの花の色が真っ赤になり、やがて彼女も血に染まっていくのだが、本当にナイフで刺して死んでしまって終りなのかと思わせる、なかなかなシーン。‥‥ラストは、それぞれの事情で遅くなった家族がおなじバスに乗り合わせて帰宅。実はこの日はえりこの誕生日で、皆、プレゼントを手にしている。3人がドアのチャイムを鳴らすが、えりこがなかなか出てこない。えっ?やっぱり死んじゃってるの~?‥‥‥

このところ、こういう映画は見るのがちょっとつらい。不幸な家庭環境だったわけじゃありませんが、誰にでもトラウマっていうか、痛い思いがあって、みんなそれなりに、見ないふりしたり、開き直ったりして生きてるわけでしょ?

そういうポイントにチクリと針を刺されるような映画は、見ると疲れます、ホント。

でも、こういうのを『いい映画』というのでしょう‥‥か?clubclub

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